釣りをしていると、よくおもろい人を見ます。

何年か前の話、堤防の上からルアーを投げていた時に、3人組みの釣り人が来ました。
そこで、年上っぽいのがリーダー格。
秀才型という感じ。
そいつが、解説(講釈)を始め出した。

「こう言う場所では、スズキを始め、色々な魚がルアー釣りの対象となる」
「はい、博士」
(お、こいつは、皆から博士と呼ばれているのか)耳を傾ける私・・・

「そこで扱いやすいのが、アンダーショットリグ」
(え、なんじゃい、それ)
今考えると、ソフトルアーでの釣りという事が分かるんだけど、その頃は無知な私・・・
しばらく、当時訳のわからないソフトルアーの釣り方を、のたまわっておられたので聞いておらず。

が、突然「あ、あそこにヒラメが!」
と、博士が叫ぶ。残りの2人も海を覗きこみ、「あ、今動いたのがヒラメですか。流石、博士!!」と感激ぎみ。

え、どこどこ?私も見るが分からない。すごい博士・・・水中の忍者、ヒラメを見つけるとは。驚愕の表情で博士を見る。
博士は得意顔。
あ、あそこには、メバルが。あそこにはアラカブが!という具合に、次々と魚を示す。
お、確かにあそこに魚はいるけど、よく魚種まで分かるな。すごいこの人。

そして、竿を出し、ルアーを投げ始めた。
私は、博士を先生のように思い、やる事、話す事を盗み聞き・・・
2人の弟子も拝聴しながらルアーを投げている。

すると博士、お、きたきた!!と興奮気味。
「博士、大きいですね!!」
博士の巻くルアーに大きな魚がチェイス!!
しかし、真下でUターン。

「あ~、惜しい!!」
3人がため息。
「君達、今のスズキ、大きかったねェ」
「・・・・・・・」
「大きかったですねェ」

(おいおい、今のボラじゃん!!)

こいつら、全くの素人で、さっき水の中で見つけた魚も、全て適当に(本人は確信しているようだが・・・)弟子に教えていたんじゃん。
こんな奴の話を、ありがたく拝聴していた私って、いったい・・・