昔は家族ぐるみの付き合いをしていたおばさんが末期ガンという事で、昨日見舞いに行った。

既に手遅れなんで自宅療養をしていると聞いていたんで、20年ぶりに自宅の方に足を伸ばした。

しかし誰も居らず。
時間を他所でつぶし、再度自宅に行くも居らず。
しばらく待っていたが、帰ってこないんで家に帰った。

夢にまで出てきて目が覚めたのが4時。
それから気になり眠れず。
悪い考えも起こり、夜が明けて入院先を確認し病院の方に出かける。

が・・・
病院の様子が以前と変わっており、無線のアンテナのせいで駐車場に入れず。
しかたなしに道路を挟んだ向かいの施設付近に止める。
駐車禁止部分に車の前半分は言っておりヤバイ状態。
まぁ、警察も来んだろうと見舞いに行く。


階は聞いていたんで辿り着けると思っていたが、何と病室に個人情報の問題で名前が一切出ておらず。
仕方なく看護師に聞き病室に。

で、ここでも問題。
6人部屋の全てにカーテンが掛かっており、中が確認できない。
隙間を覗き込みようやく発見するも先客がおり、気兼ねをさせてはとロビーで時間をつぶす。

しかし1時間近くたっても帰る様子がなく、仕方なくもう一回行くと、見舞い客と思っていたのが娘だった。
この子も妹みたいなもんで20年ぶり位でよう分からんやった訳で。

痩せてはいたがとりあえずは元気。
腹水が溜まっていて抜くための入院だとか。

10分位して新たな見舞い客。
知らない人だったんで、また来る事を約束して後にした。

はぁ・・・
このおばちゃんも、もうすぐ死んでしまうんだ・・・
ブルーな気分で病院をでると・・・

なんとあれだけ停まっていた車が1台も居らず。
ぽつんと残った私の車の前にパトカーが停まっている。
既に2人車外に出ている。

や、やばい!!

駆け出しそうになるも信号は赤。
車もどんどん通っている。

やばい、やばい!!
座敷さん、ピ~ンチ!!
こっちを向いていない時に駆け出そうとするもフェイント。

やたらと信号無視までして駆けつけると、余計にでも刺激してしまう。

が、その時神降臨。

5mはなれた道から、2台車が。
それに警官がバイト!!

ここ、時間帯によって一方通行になる道。
20年前、この当たり一帯でナンパしていたんで、知ってる人は知っている危険な道。

ぴぴぴ~!!

笛を吹き、それぞれの車に1人ずつの警官が駆け寄る。
その隙を突いて、そ~っと逃げ出しちゃいました。

やべ~、ぎりぎりセーフだよ。
少し走った所で何も張られたりしてないのを確認。
後の見舞いの人が来なかったら・・・

ブルーな気持ちが一変に吹き飛んでしまいました。