まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり


やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり


わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな


林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ




私の好きな詩の1つ。
出合ったのは、中学校の授業。

中学校の時の国語の先生が、毎回だっけ?
色々な詩をプリントして、授業の前に読ませていた。
この詩は教科書に載っていたか、プリントしてきてくれたかは忘れてしまったが、30年経った今もいくつかどんな詩だったか覚えている。

先生の名は、村野先生。
あだなは、むらっせ。
その授業は楽しく、悪ガキからも親しまれていた。

「分かる人!? ピッ!!」
と手を上げさせ、不良共も調子に乗らせ、こぞって手を上げ答えを発表していた。

今思えば、むらっせのお陰で、こんなにも文が大好きな人間になってしまった。

夏休みに、高校剣士がタイムスリップし、宮本武蔵の代わりとなって巌流島で佐々木小次郎と戦うと言うSF小説を作り提出した。
私にとって最初で最後の作品だ。

渡した時にニッコリとして受け取ってくれた。
今、もう一度その小説を読みたいんだが、めちゃくちゃだっただろうな(笑)

今も元気でおられるでしょうか?


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