昨夜の送別会が、予想以上に長引き。
現場に着いたのが、23時過ぎ。

1つ1つ、ポイントを見ていく。
あちゃ~!!
ここのポイント、死んでるやん。

明かり周りの釣りが、明かりが点いていなけりゃ即死です。
釣りになりません。

こりゃいかんわ。
もし、本命のポイントも明かりが無かったら、せっかく来たのに、1投もせんで、帰らんといけんようになる。

恐る恐る、本命のポイントに向かう。
ぱっと見、全滅。
こりゃ、魚が居着く要素が無いわ。

( ºωº )チーン…

しかし、せっかく来たんだから、どこかに居ついてはいないかと、ゆっくりポイントを見て回ると、わずかに明かりがある所があるが、光量が低く。
勝率は3割。

勝率6割以上無いと、座敷童子は汚い人間なんで、賭け事はしません。
私は、釣りを賭け事だと思ってます。
貴重な時間を賭けて、当たればシーバスをゲットする。

今日は、負け戦なんでやりたくはありません。
自分の中で勝手に計算している勝率が下がりますしね。
しかし、遠くから来たから、せっかくなんでちょいと投げてみることに。

( ºωº )チーン…

やっぱ、おらんわ。
3回、いい所を通してバイトがなかったら、魚が居ないと判断します。
粘れば、回遊して居着くかもしれませんが、光の量の少なさが気になって、粘るのが面倒になりました。

さて、どうしよう。
他のポイントも見て回るかなと思ってた時に、竿を持った釣り人が近づいてくる。

あ、先日、イカデビルを買っていただいた山本さんだ。(*´∀`*)
全然、知らなかった人なんだが、先日、この辺りで出会い、私のぶら下げていたイカデビルを見て、ネットで見た事があると。

私が作ってる本人だと知り、びっくらこいたようだ。
興味がお有りのようだったんで、ここのブログを検索し、ここから買えますよとお知らせして別れたんだが、その後連絡をいただき、お買いいただいた。

さて山本さん。
私は釣ってるのに、イカデビルで釣れてないのかな?
もしかして、釣れる前に破壊したり、ストラクチャーに引っ掛けたりして、すでに無くなっている状態かもと、内心ヒヤヒヤしてましたが、ぶら下がっているルアーが、イカデビル・テロで、ロストしていないのを確認できほっとしました。

どうです、釣れましたか?
お聞きすると、当たりはあったんですけどと、嬉しそうに答えていただけた。

この日も含めて、2回だっけ?
イカデビルにシーバスが襲い掛かり、バラしたそうだ。
しかし、いい仕事をしてくれて喜んでらっしゃる。

もう少し、大きなサイズのイカデビルが欲しいんですけど、この場で買えますか?

はい、釣れた~!!(笑)

大変、失礼な言い方なんですが、私はこれを「人が釣れた」と呼んでおります。

ご本人にも、大変失礼ですがとお断りして説明しましたが。(笑)

私が、一番楽しい時、そして優越感に浸る時は、現場で先行者がおり、ポイントに投げるんだが釣れず。
何度投げても釣れないんで、移動する時に、「そこ、いいですか」とお断りして入る。

「どうそ」と言われ入る。
俺が、散々投げているんだから、居るわけ無いやん。
と、思っている最中に、イカデビルでゴン!と釣る。

これが、最高に楽しい訳です。

ここでターニングポイント。
悔しそうに帰るか、声をかけてくるか。

もし、声を掛けてきたら、その人は釣れる可能性大。つまり、購入していただけます。
何たって、自分がどんなルアー使っても、テクニック使っても釣れなかったスズキを、いとも簡単に釣っちうから。

ここで、イカデビルが、どれだけ優れているか説明し、それだけで終わるか、買いたくなるかで、その人の釣る鱸の量が変わってきます。
もし、購入なら、薔薇色の釣り人生が開けたことになります。(笑)

なんか、変な宗教の、桜田の壺のようですが。(爆)

そしていい事が、ほぼトップのルアーですんで、明かり周りでバイトシーンが確認できる事が多く、視覚的にも楽しい訳です。

山本さんも、それが見えたと言う事で、私が思っている楽しい釣りを堪能していただけました。
バレたようですが。(笑)

確認すると、ドラグが緩く。
これで合わせても、シーバスの顎、貫通するかなという事で、ドラグを締めて調整。
針先も確認すると、すでになまくらになってる場所もあり、その場で磨いてさしあげた。

これで、フックが顎を貫通するでしょ。

どんなに良いルアーと説明しても、説明される方は眉唾物。
一番いいのは、私が釣ってるところを、直に見てもらう。
これが、何よりの説得があります。

こんな感じで、現場で釣り人も釣る。
この日は、リピートで同じ人が釣れました。(笑)
前回のご購入のも合わせまして、これでコガネメキシコインコの2羽のDNA性別鑑定料が賄えました。

大変、助かりました。m(_ _)m

私の釣り仲間って、ほとんど、こんな感じで構成されました。
まずはお客さんなんだけど、釣れるからリピートされ、仲良くなって一緒に釣ったり情報交換したり。
その釣り仲間も、釣りをやめたりで、どんどん少なくなっていってます。

さて、在庫が少なくなったんで、そろそろイカデビルの制作を再開せんといけん。
事情があり、2~3年くらい、夜釣りに出れる状況じゃなく、そうなればルアーも使わないんで作る必要もなく、最近作っていなかったんだが。

大きいサイズが欲しいとおっしゃっておられましたんで、完成したら山本さんが、またバイトしてくるはずです。(笑)

ちなみに、私のタックルボックスはこれ。
全てハンドメイド。
市販のルアーより釣れますから、これだけで十分ですわ。
IMAG4584


そうそう、思い出しての追記です。

昨夜、送別会したお店、「蔵間」の大将。
店にロッドを持ち込むくらいの釣り好きの方のようで。
シーバスも釣られるとか。(笑)

奥様でしょうか?
イカデビルの材質など聞いてきたりして。
型取りして、大量生産したらいいのになど。

私も、シリコンで型取りしたら簡単じゃなかろうかと、様々な種類の物でやってみましたが、比重が違い、納得出来るものは出来ませんでした。

その樹脂が液体の状態で手に入り、型に流し込めば、もっと簡単に出来るんですが、取り扱いが難しいらしく、普通の人間が手に入れる事は、現実的に無理なようです。

という事で、固形になった材料を1本1本、削り出しです。

この店の大将も、どうやらHPかブログでイカデビルの事をご存知で。
なんとまぁ、有名になってるもんだと、少し正直驚きましたわ。( ̄∀ ̄)

次の目標は、ここの大将が釣れるかなという事で。
もし、このブログ見てたら、バイトしてきて、イカデビルを購入してくださいな。(笑)


さて、旋盤、回そう~!