佐野元春の「彼女」という曲。
佐野元春は、19歳の時に職場に入ってきた後輩に、座敷さん、このテープ聞いてくださいともらった1本のテープがきっかけ。
自分なりに、佐野元春のベストを作ってくれたらしいんだが、聞いたとたん、どこかで聞いた声だというのが分かった。
これ、ナイアガラ トライアングルの人だ!!
大瀧詠一率いるナイアガラ。
すごくセンスがいいアルバムを連発していた。
そんな感じで、佐野元春が好きになり、その中に入っていたサムデイが、最高に好きな曲になってしまった。
かといって、一番好きなのはオフコース。
CDとか買う習慣もあんまりなかったために、与えられた曲ばかり聞き、他のCDも2枚くらい買ったくらいだっけ。
時々、CDを買っていたが、全ての佐野元春の曲を聴いてはおらず。
揃えたいなとは思っていたんだが、そんな横着な聴き方をしていたがために、今回の衝撃が走ってしまった。
出会ったのは、アマゾンプライムビデオ。
プライム会員なら、映画やドラマ、見放題。
そこで、「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」というドラマを見たわけだ。
朝日系であった超能力集団に立ち向かう警察みたいな感じなんだが、テレビの放送は見ていない。
しかし、TVドラマ、映画、全てが小説になっており、そっちの方を全て読んでいた。
これ、タダなんだし見てみようとタブレットにダウンロードし見ていた。
ドラマを終わり、映画。
これすごいやん。
映画化するの、最初っから決めて作ってる。
ビックラこいたのが、主人公の当麻紗綾(戸田恵梨香)のお父さん役が、佐野元春なのである。
あらあら、元春。
俳優デビュー?
優しいお父さん役が、すげーハマってる。
そう出る場面はなく、飛行機事故で死んでしまうんだが。
映画も、何本か終わり、主人公の当麻が異次元に彷徨う一番最後の場面。
そう、この時、佐野元春の「彼女」が流れるんだ。
すげ~や。
エアロスミスが、映画アルマゲドンの主題歌を歌い、映画自体がそのプロモーションビデオに感じられたくらい、このドラマ、映画は佐野元春のプロモーションビデオではないかという感じに陥ってしまった。
調べてみると、最近の曲ではなく、サムデイの時と同じくらいの時に出ていた。
よくもまぁ、こんな素敵な曲、1度も今まで聞かずに過ごしてきたもんだ。
仕事中も、何度もこの曲が頭の中を回ってしまっている。
こりゃ、買うしかないね。
元春のバラード、最高。
せつないわ・・・